確定拠出年金とNISAはどちらをやったらいいですか?

NISAと確定拠出年金の制度は、似ているようで違います。よく寄せられる質問「確定拠出年金とNISAのどちらをやったらいいですか?」に対して確定拠出年金とNISAを色々な角度から比較してみました。
1.1年の積み立て額はいくらまで?
まず1年の積立額の比較になります。一番多いのはNISAで、120万。確定拠出年金の企業型もその約半分の額で66万が上限になります。個人型確定拠出年金の個人事業主に関しては、「厚生年金」などの2階建て部分の掛け金が無いため、多く拠出できるようになっています。

また、この図の中で併用できる、できないがあり、
①左から4つまでの「確定拠出年金」の4種類については細かく決められた併用のルールがあり、あまり併用できません。
②右から2つのNISAについてはどちらか1つのNISAのみで、併用不可となっています。変更は年1度、どちらかのNISAを選ぶかを変えることもできます。
③「確定拠出年金」と「NISA」は併用できます。
まとめるとこんな感じです

2.運用益の非課税期間(利益に税金がかからない期間)で比較しよう!
では、「運用益」がどれだけ非課税か?という比較をしてみます。
投資をしていて「ほったらかし(長期投資)」をしたい資産は、運用益が非課税の期間が長い方が“手間いらず”でおススメです。
資産形成は「長期投資」が基本ですから、「非課税期間」というのは上手に利用したいところ。
それぞれ比較してみると、NISA(今回は緑にしました)よりも非課税期間は確定拠出年金がとても長いことが分かります。(念のため20歳から加入と仮定しています。)

NISAに関しては5年ごとのロールオーバーが認められているため、年末の基準価格での再度5年間同じ銘柄で非課税期間を続ける事が出来ます。ロールオーバーは積立額を増やせるわけではないのが注意点です。
3.運用できる最大の額はどれだけ?
最後に、運用をそれぞれしたとして、最大で運用できる資産額を比較してみました。まず今回の比較は運用益などを考えずに純粋に積立額のみを比較したものになります。
毎年の積立の最大額と最大年数をグラフにした結果がこちら。

このグラフを見てみると、個人型確定拠出年金の自営業が多いのが分かりますが、先ほど書いたように「個人事業主」の年金制度はあまり充実していないので、積立額が多いです。
それに比べて、企業型の制度は2階建ての厚生年金制度があるにもかかわらず、制度の全体の積立額はとても多いのが分かります。
4.比較しておススメは?
比較をしておススメは
企業型確定拠出年金と自営業者の 個人型確定拠出年金
という結果になりました。
非課税期間や、積立額が一番高くメリットが多い制度であることが、グラフから分かると思います。
ただし、NISAも併用できるので、長期投資の観点から見ると
企業型確定拠出年金、個人型確定拠出年金の自営業と積立NISAの併用になります。
企業型の制度が無い会社や、個人事業主でない方は個人型確定拠出年金と、積立NISAの併用がおススメです。
ただし、積立NISAは投資銘柄が限られているので、株や投資信託の選択肢が欲しい方はNISAをご利用ください。

確定拠出年金は、会社の「複利厚生」としても良い制度?
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