事業主が押さえておくべき2020年法改正のポイント

1人から始められる中小企業の企業年金制度の作り方

以前本ブログでもお伝えしましたとおり、2020年には大きな法改正がありました。本日は”事業主の皆様が押さえておくべき”という観点からポイントをお話ししたいと思います。

1.商品ラインアップの見直し

今現在は企業型確定拠出年金(以下DC)に加入されている方が個人型確定拠出年金(以下iDeCo)に加入することが出来るのは企業型DC規約に定めがある場合というように制約があります。

そのため企業型DCとiDeCoを併用しているという方は少ないのが現状です。

しかし、この度の法改正により2022年10月1日から企業型DC加入者が規約の定めや事業主掛金の上限引き下げがなくても、iDeCo同時加入が可能になります。

同時加入が可能になるということは、加入者の皆様が自社の企業型DCとiDeCoの運用商品ラインアップを比較検討することが想定されます。

そうなった時に皆様の会社の商品ラインアップは魅力的なものが揃っているでしょうか?

iDeCoの商品ラインアップは各金融機関が顧客獲得のため熾烈な競争をしていることから魅力的なラインアップになるよう努力しています。

それらと比較した時に劣らないものになっていると胸を張って言えるでしょうか?

事業主に求めらる忠実義務について、確定拠出年金法に以下のように定められています。

確定拠出年金法 第43条 事業主の行為準則

事業主は、法令に基づいてする厚生労働大臣の処分及び企業型年金規約を遵守し、企業型年金加入者等のため忠実にその業務を遂行しなければならない。

つまり、事業主には、加入者にとって良い商品ラインアップであることと、その説明責任を果たすことが求められるのです。

確定拠出年金が日本国内でスタートしてから約20年程たちます。制度発足以来見直しをしていないという企業様はぜひこの機会に見直しを検討されてはいかがでしょうか。

2.自社制度に沿った社員への機会情報の提供

今回の法改正では加入者の選択肢が増えるものが多く予定されています。その選択をするか否かは加入者の皆さんの選択によりますが、選択肢が広がったことを加入者の皆さんにお伝えすることは事業主の皆様の役割になります。

また、ただ事実を伝えるのではなく、自社の制度を加味してお伝えしていただきたいです。

例えば、受取開始時期が現状の70歳から75歳までに延長となりますが、その場合口座管理手数料負担が増えるというデメリットもきちんとお伝えしましょう。

また、自社で別途企業年金(DB等)があればその受取金額を加味した場合、税・社会保険料負担の有無など、自社の従業員の皆様が置かれている環境に沿った補足説明を実施していきましょう。

※法改正に関する詳細は過去記事をご参照ください。①受給開始時期の拡大加入要件の拡大iDeCoの加入要件の緩和

弊社では資産運用のサポートをお手伝いしたいと考え、投資教育にも力を入れています。一部無料で動画を公開しておりますのでぜひご覧ください。

FDCJチャンネルはこちら

また企業型確定拠出年金を導入されている企業の従業員様向けの投資教育もサポートさせていただきます。ご興味のある方はこちらからお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

代表 岩崎陽介のYouTubeチャンネル

CEO's YouTube

YouTubeでの情報発信もおこなっております。ぜひフォローください。

著書

Book

10年後、確実に差がつく!資産運用の王道

10年後、確実に差がつく!資産運用の王道
発売日:2025.09.18
出版社:きずな出版
第1章 なぜ「投資は怖い」と思ってしまうのか?
─ 投機との違いを知れば、見え方が変わる
第2章 株式の"本当の強さ"とは?
─ 長期投資という王道
第3章 「世界の成長」に乗る方法
- 初心者でもできる、利益を生み出す投資信託の選び方
第4章 「王道」を遠ざける3つの罠
- 誘惑・メディア・脳のクセを乗り越えるために
第5章 ナビゲーターと歩む"資産形成の旅"
- 迷わず続けるための最良の選択
第6章 安心して続けられる投資の仕組み
- ドル・コスト平均法の力
第7章 「人生設計が運用を支える」
- ライフプランと資金戦略で“ブレない投資”をつくる
第8章 NISAとiDeCoを味方につける!
- "税制メリット"でかしこく資産をふやす方法
第9章 資産運用は“老後”で終わらない
- 次の世代まで活かす「王道」の続け方

累計1万部突破頭のいい会社はなぜ、企業型確定拠出年金をはじめているのか

頭のいい会社はなぜ、企業型確定拠出年金をはじめているのか
発売日:2022.04.09
出版社:青春出版社
プロローグ 社長が知らないと損をする「最強の資産形成制度」を知っていますか
第1章 頭のいい会社は企業型確定拠出年金をはじめている
第2章 戦略的導入で「企業経営」はこう変わる
第3章 さあ、はじめよう!事前準備はこれだけ
第4章 「金融教育」で会社の業績がさらにアップ!
エピローグ 確定拠出年金で日本を金融先進国へ
導入事例 役員報酬の節税対策のために導入した医療法人
求職者や従業員のニーズに対応するため導入を決めたITベンチャー
福利厚生を充実させて他社と差別化し、いい人材を確保するために導入した建設会社
経営者自身の退職金拡充策として導入した税理士法人
従業員満足度を高める施策の一つとして導入した学校法人
「若い世代が働きやすい会社」になるために中退共との併用で導入した和菓子メーカー
「掛金を払う余裕がない」が、退職金制度に代わるものとして導入した税理士法人
従業員の金融リテラシー向上のために導入したNPO法人
自立した従業員育成のために導入したITベンチャー
付録 確定拠出年金の法改正まとめ ― 押さえておきたい2022年度法改正 3つのポイント
導入相談・お問い合わせ

企業型確定拠出年金の導入相談やその他のお問い合わせなど、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせする
お電話でのお問い合わせ
受付時間 9:00〜18:00(平日)
※ 電話番号はおかけ間違いのないようご注意ください。

コラム・ブログ

Column