確定拠出年金の種類について解説!

確定拠出年金の仕組みは①拠出②運用③受給という3つのステップで形成されており、とてもシンプルな制度です。
ところが制度発足から20年たち、法律も都度改正されたり、企業型確定拠出年金(以下企業型DC)においては、企業様毎に少しずつルールが異なるので、一般的な記事を読むと「会社で聞いた話とちょっと違うぞ・・」と感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
そこで本日は確定拠出年金(以下DC)の大まかな種類について解説していきます。
確定拠出年金を分類すると?
まずはDCの分類について以下の図をご覧ください。

企業型DCは大きく分けると2種類。”単独型”と”総合型”に分類されます。この単独型というのは大企業がその企業単体で規約を立ち上げ、独自の制度を運営するためことになります。
一方、総合型はいわゆる”パッケージ型”です。総合型を会社で導入するということは、一番最初に規約を立ち上げた代表の会社の規約に相乗りしていくことになります。総合型は単独型と比べて自由度は低くなりますが、その分コストが抑えられます。
そして、次に加入形態が①全員加入(マッチング拠出)②(完全)選択制③一部選択制の3種類に分かれます。
まず①全員加入(マッチング拠出)から見ていきましょう。こちらは主に大企業が導入している形態です。

上記の図の通り企業が給与とは別の財源から毎月掛金を拠出してくれます。またマッチング拠出とは、希望する方だけ給与天引きで毎月の掛金を上乗せできる仕組みです。
次に②(完全)選択制です。こちらは主に中小企業が導入されていますが、あのユニクロも導入している形態です。

こちらは従来の月例給与の一部に受け取り方の選択肢を設けます。上記のパターン例のように設定した金額の範囲内でこれまで通り給与として現金で受け取るか、企業型DCで受け取るか選択ができます。
企業型DCで受け取った場合は給与とはみなされないため、税金がかからないだけではなく、社会保険料の計算対象外となるという点がマッチング拠出と大きく異なります。※詳細はこちらの記事(https://f-dc-j.co.jp/147)をご参照ください
(参考)記事)福利厚生としておすすめする企業型確定拠出年金をもっと詳しく解説!
そして最後③一部選択制です。こちらは最近増えつつある形態です。

先程ご紹介した②(完全)選択制と同じく月例給与に受け取り方の選択肢が与えられます。異なる点はその給与を原資とした選択枠とは別に会社が毎月掛金を一定額拠出するという点です。(上記図の例では3,000円)
皆さんご存知の通り企業型DCは一度制度を利用すると手を上げた方は拠出を0円にすることができません。一度始めたら辞められないということがネックとなり始めることを躊躇される方が多いのが実情です。
しかし、会社負担分を拠出することで、自己負担分は0円にするという選択肢が設けられるのです。そのため会社負担がある場合、従業員の皆さんの制度利用率はぐんとアップします。
せっかく制度を用意しても利用されなければ意味がないと考え、この形態で導入する企業様が最近は増えています。
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| 付録 | 確定拠出年金の法改正まとめ ― 押さえておきたい2022年度法改正 3つのポイント |
