インフレ対策で選びたい3つの資産

インフレから資産を守るためには、株式や債券、日本円以外の外国の通貨、インフレ時に強い資産などを保有することが必要とされています。では、インフレ下において、どのような資産を選択するのが良いでしょうか。さっそく見ていきましょう。
インフレに強い資産3選
インフレには良い循環のものや、原材料や原油価格の高騰によって引き起こされる悪い循環のものがあります。さまざまな要因が重なって引き起こされるインフレ。インフレによって資産の価値を目減りさせないためには、資産の持ち方の工夫が必要です。
中長期的な目線でインフレに強いとされる資産は以下の3つです。
・株式など(有価証券)
インフレにより企業が提供したモノやサービスの価格が上昇することでそれに伴って利益も上昇する。業績の良い企業の株は買われやすく、株価の成長が期待できる。
・不動産や金など(現物資産)
現物資産と言われる不動産や金は‘そのもの‘に価値があるため、インフレにおいても価値が下落しにくい資産。特に金は国勢や経済が不透明な状況下では安全資産として買われる傾向にあるため、価格上昇が期待できる。
・外貨
インフレにより円の価値が下がると相対的に米ドルなどの通貨が上がると考えられる。日本円以外の資産を保有することで外貨の価値が上昇。全体で資産価値を保つ期待が持てる。
3つの資産はインフレにより価値を目減りさせない強みがあり、このような資産を保有することで対策となります。また、不動産や金は現物そのものを購入する方法以外に投資信託やETF(上場投資信託)の仕組みを使って購入ができ、意外と気軽に現物資産を持つことができるのです。
資産を選択する上で考えたいリスクリターン
現在、日本のインフレ率はゆるやかに推移していますが、世界的にインフレに向かう流れは続くと考えられ、インフレに強い株式や不動産、金などの資産で金融商品を保有することは良いとされています。では、保有資産すべてをこれらの商品で保有するのはどうでしょうか?
金融資産を保有する際、必ず考えなければいけないことがあります。
それは、その資産が持つ「リスク」についてです。国内、海外でも変わりますが資産は大きく分けて4つのクラスがあり、リスクとリターンの関係は以下のグラフのようになります。不動産や金などの現物資産は預金や債券よりもリスクが高く、株式よりもリスクが低い傾向にあります。

例えば、保有金融資産が10%上昇し利益を得られる場合、同じように10%下落し損失を受ける可能性があります。仮に100万円保有した場合、110万円に増えることもあれば90万円になる可能性があると言うことです。
経験や許容できるリスクは人によってさまざまでが、インフレに強い資産とは言えすべてを株式や不動産などで保有することはリスクが高いと考えられるのではないでしょうか。
資産の組み合わせを考える
ここまで、インフレに強い資産とリスクリターンについて触れました。
これから株式や不動産、外貨などで資産運用に取り組むときはまず何からはじめるのが良いでしょうか。資産運用の基本は「長期投資・分散投資」です。ここでは「分散投資」を考える事が重要で、一つの資産に集中投資するよりも複数の資産を組み合わせて持つことでリスクの分散をすることができます。
また、長期的な目線で考えるとインフレからデフレになる事もあり、デフレに強い資産もバランスよく保有することでどのような状況になっても慌てずに金融資産を保有する事ができるでしょう。
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