インフレが私たちの生活に与える影響は?
近頃ニュースや新聞等で「インフレ・デフレ」という言葉を耳にすることが増えてきました。インフレやデフレは私たちの暮らしにどのような影響を与えるのでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
インフレ、デフレの基礎知識
インフレとデフレの基本を確認します。
インフレ=インフレーション
モノの値段や上がり(物価が上がる)お金の価値が下がること。
主に景気上昇の局面を表す。
※この循環をインフレスパイラルと言う
例えば「ひとつ100円のリンゴがあります。これまで100円で買えていたリンゴが120円に値上がりしました。」この場合はモノの価値が上がり、これまでと同じ金額ではリンゴ1つが買えなくなるため、お金の価値が下がる事になります。これがインフレです。
デフレ=デフレーション
モノの値段が下がり(物価が下がる)お金の価値が上がること。
主に景気後退の局面を表す。
※この循環をデフレスパイラルと言う
「ひとつ100円のリンゴが、値下がりをして80円で買えるようになりました。」この場合はモノの価値が下がり、これまでと同じ金額でリンゴを買うとおつりがくるため、お金の価値は上がる事になります。これがデフレです。
このように、需要と供給が起こす物価の変動や、経済の流れを表す際にインフレ・デフレと表します。
インフレの循環を確認しよう
近頃、これまでと変わらない生活を送っていてもガソリン価格や電気、パン・小麦製品、生活用品などが少しづつ値上がりをしているな、と実感することはありませんか?世界的にも緩やかにインフレに向かう流れがあり、私たちの生活にも影響を与えています。
以下は、インフレの循環を表したものです。
【良いインフレの循環】
需要が供給を上回りモノの値段が上がる
↓
企業の売り上げが上がる
↓
個人の給与や収入が増える
↓
消費活動が活発になる
モノだけに限らずサービスや技術の値段が全体的に値上がりする流れは続くでしょう。生活を送るためのコストが高くなるだけではなく、企業が提供したモノやサービスによって企業の売り上げが上がれば、従業員の給料アップが期待され、良い循環が起こります。インフレは、モノやサービスの価格が上がるだけでなく、私たちの給与や収入にも及ぶと言うことです。
ですが、インフレが過度に進んでしまうと「ガソリンが高すぎるから出かけるのを控えよう。」「バッグが欲しいけど今は買うのをやめておこう。」と言った消費を控えるマインドに変わってしまいます。
このようにインフレとデフレがねじれた状態になる事を、世界各国の政府は懸念しています。ですので政府は‘‘金融政策‘‘を実施することで、デフレとインフレのバランスをコントロールしているのです。
また、政府の金融政策だけではなく私たちにもできる事があります。
お金をインフレから守ろう
このままインフレの流れが続けば、お金の価値が下がってしまいます。預金の金利も超低金利ですので、定期預金のお金が2倍になることはまず考えられません。
現金の価格は変動しませんが、実はお金の価値が上がったり下がったりしているのため、お金の価値が変動する「現金」に投資しているようなイメージです。
今後、インフレから資産を守るためには、株式や債券、日本円以外の外国の通貨、インフレ時に強い資産などを保有することが必要です。
この点については、次回触れていきます。
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