日本が世界よりも投資をする人口が少ない理由
老後2000万円問題、確定拠出年金、iDeCoやNISA、とお金や資産運用に関わるニュースや言葉をよく耳にするようになりました。実際にNISAで運用をしている方や確定拠出年金の加入者は右肩上がりに増えています。
では、日本人が保有している金融資産はどれくらいの割合になっているのでしょうか。
日本人は貯めることが上手い
日銀が発表した2021年3月末現在の、日本・米国・ユーロエリアの金融機関の金融資産を比較したデータをご覧ください。
日本人が保有している金融資産の1位は「現金・預金」で54.3%。
一方、米国で保有されている金融資産の1位は「株式・投信」で51.0%です。
このデータから、米国では当たり前のように株式や投資信託を保有していることが分かります。
<日本>貯金や預金をする = <米国>株式や投信を保有する
金融庁のデータによると過去20年間の家計全体の金融資産は日本が約1.5倍、米国は3倍以上にも増えました。長い年月を経て、日本と米国の資産形成にはどのような違いがあったのでしょうか?
【日米欧金融資産の比較】
お金に対する考え方の違い
日本人は公の場で「お金」の話しはタブーとされる傾向にあり、投資教育を受ける機会もほとんどありません。2022年度から高校の家庭科の授業で「資産形成」についての金融教育が取り入れられることになりましたが、未だ否定的な意見も聞こえてくるようです。
日本人は安全志向が強く、元金が変動する資産運用に対して消極的なマインドを持っています。また、郵便局や銀行の定期預金に10年間預けると元金100万円が2倍の200万円になった時代もあり、預金や貯金をしておけば安心と言う意識が根強いのです。
そもそも「お金」とは、商品やサービスと交換する「ツール(道具)」です。お金そのものの価値を考えると原価はどれくらいでしょうか?昔の物々交換が現代では紙幣や貨幣に信用を乗せて、いろいろな商品やサービスと交換できるようになりました。「お金」は生活に必要な「ツール」で、そのツールはたくさんあった方が便利ですよね。
米国や英国では小学生の頃からさまざまな金融教育を受け、親子でお金の話しをオープンに、家族の将来について子供も一緒に考える環境が整っているようです。
これからの資産形成
米国や欧州に見るように、日本も預金から株や投信などの資産運用比率を上げていく事が10年後20年後の金融資産の成長につながっていくと考えます。
はじめて資産運用をする場合は、すべてを完全に理解してから始めようとするとかなり時間を要するため、まずは興味を持った分野で投資対象や運用管理費用、想定されるリスクなどのポイントをおさえます。
負担のない金額から始めてみて、実際にお金が変動するリスクに触れてみましょう。お金が増えた時減った時に自分がどのような感情になるか体感することができます。実際に運用をしながら疑問に思った事を調べるなど後からでも知識を蓄積する事が可能です。
リスクを抑えた運用の基本は「長期・分散」で、より安定的に資産を増やす可能性が高くなります。NISAやつみたてNISA、企業型DCや個人型DCも長期分散投資ができるような仕組みになっています。
10年後、20年後、より豊かな生活を送れるように預金や貯蓄から、少しづつ株や投資信託などの資産運用にシフトしてみませんか?
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