リスク許容度って何だろう?

資産運用をスタートし、具体的にポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を決めるとき「リスク許容度」を考慮することが大切です。今回は、そもそもリスク許容度って何?リスク許容度をどのように測るの?と言う疑問について考えていきます。

リスク許容度とは

資産運用の商品は、さまざまな要因で価格が変動するため、自分で投資をした元のお金が日々増えたり減ったりしています。「これくらいお金が減ると怖い、もっと下がったらどうしよう・・。」や「こんなに急激に価格が上がっているけど大丈夫なのかな?」など、自分が不安を感じる目安があると思います。

リスク許容度とは、「自分が心理面・経済面ともに受け入れることができる損失はどれくらいか?」のことを言います。

リスクとは、リターンの振れ幅のことをいいます。期待する利益のリターンはプラスにもマイナスにも振り子のように動くイメージです。以下の図でみるように価格の振れ幅が大きいほど、リスクが大きくなります。

参考:日本証券業協会

リスクの小さい商品は損失の幅は小さい一方、得られる利益も小さくなります。リスクの大きい商品は逆のことです。どれくらいの振れ幅まで許容できるかによって、選ぶ商品が変わってくると言うことです。

(参考)100万円投資した場合の変動幅イメージ
1.96万円~111万円
2.93万円~118万円(バランス
3.89万円~126万円(大きな成長に期待)
※1(リスク小)→3(リスク大)

リスク許容度を考えるうえでのポイント

次に、リスク許容度を考えるうえでのポイントをみていきましょう。
以下の項目を組み合わせて自分のリスク許容度を図っていきます。

年齢

一般的に大きなライフイベント(住宅購入や教育資金、老後資金)まで時間のある若い人の方が長期投資ができることから、投資経験にもよりますが積極的な運用を取り入れることができそうです。

家族構成

独身世帯、夫婦のみ世帯、夫婦と子供世帯によっても異なります。夫婦の場合共に働いているかもポイントの一つです。

投資経験

投資経験のない人は、自分の資産が変動することを初めて経験します。自分のリスク許容を図るためにもリスクは低く始めることをおすすめします。
投資をはじめることで経済情勢や株価、為替相場などに興味を持ち、投資商品の価額に影響をあたえる要因を理解すると、投資判断がスムーズになると言った効果もあります。

運用可能期間

運用できる期間によっても、許容できるリスクが変わります。
短期(3年未満)中期(3年~10年)長期(10年超)と考えるのが一般的です。
基本的に、長期で運用期間を確保できる資金はリスクを高めに取ることができるでしょう。

金融資産残高

保有している金融資産が多いほど、リスク許容度を大きく取ることができます。仮に損失が出たとしても、その他に資産を備えていれば生活への影響も少なく、気持ちの余裕を持つことができるでしょう。

さいごに

ここまで見てきたように、リスク許容度はライフステージや資産状況、投資経験や自分自身の性格などにより人それぞれ異なり、答えがありません。自分にとって必要以上のリスクを取ると、大きく変動した時(特に下落時)に誤った投資行動をとってしまう可能性もあります。

また、万が一に備えるための「生活を守る資金」を、生活費の半年分から1年分確保してあると、より安心して運用を続けることができます。

資産運用の基本は長期・積立・分散と言われるように、長く続けてこそ運用効果が期待できるため、ゆったりした気持ちで、長期保有できるよう自分自身のリスク許容度を確認したうえで商品選びをしていくと良いでしょう。

▼企業型確定拠出年金に関するお問い合わせはこちらから

▼合わせて読みたい

Financial DC Japanでは、確定拠出年金の仕組みや運用の知識、年金や社会保険、税金など幅広い情報を短い動画に分かりやすくまとめています。

▼▼FDCJチャンネルはこちら
Financial DC Japan – YouTube
チャンネル登録いただくと最新の動画を視聴することができます。

代表 岩崎陽介のYouTubeチャンネル

CEO's YouTube

YouTubeでの情報発信もおこなっております。ぜひフォローください。

著書

Book

10年後、確実に差がつく!資産運用の王道

10年後、確実に差がつく!資産運用の王道
発売日:2025.09.18
出版社:きずな出版
第1章 なぜ「投資は怖い」と思ってしまうのか?
─ 投機との違いを知れば、見え方が変わる
第2章 株式の"本当の強さ"とは?
─ 長期投資という王道
第3章 「世界の成長」に乗る方法
- 初心者でもできる、利益を生み出す投資信託の選び方
第4章 「王道」を遠ざける3つの罠
- 誘惑・メディア・脳のクセを乗り越えるために
第5章 ナビゲーターと歩む"資産形成の旅"
- 迷わず続けるための最良の選択
第6章 安心して続けられる投資の仕組み
- ドル・コスト平均法の力
第7章 「人生設計が運用を支える」
- ライフプランと資金戦略で“ブレない投資”をつくる
第8章 NISAとiDeCoを味方につける!
- "税制メリット"でかしこく資産をふやす方法
第9章 資産運用は“老後”で終わらない
- 次の世代まで活かす「王道」の続け方

累計1万部突破頭のいい会社はなぜ、企業型確定拠出年金をはじめているのか

頭のいい会社はなぜ、企業型確定拠出年金をはじめているのか
発売日:2022.04.09
出版社:青春出版社
プロローグ 社長が知らないと損をする「最強の資産形成制度」を知っていますか
第1章 頭のいい会社は企業型確定拠出年金をはじめている
第2章 戦略的導入で「企業経営」はこう変わる
第3章 さあ、はじめよう!事前準備はこれだけ
第4章 「金融教育」で会社の業績がさらにアップ!
エピローグ 確定拠出年金で日本を金融先進国へ
導入事例 役員報酬の節税対策のために導入した医療法人
求職者や従業員のニーズに対応するため導入を決めたITベンチャー
福利厚生を充実させて他社と差別化し、いい人材を確保するために導入した建設会社
経営者自身の退職金拡充策として導入した税理士法人
従業員満足度を高める施策の一つとして導入した学校法人
「若い世代が働きやすい会社」になるために中退共との併用で導入した和菓子メーカー
「掛金を払う余裕がない」が、退職金制度に代わるものとして導入した税理士法人
従業員の金融リテラシー向上のために導入したNPO法人
自立した従業員育成のために導入したITベンチャー
付録 確定拠出年金の法改正まとめ ― 押さえておきたい2022年度法改正 3つのポイント
導入相談・お問い合わせ

企業型確定拠出年金の導入相談やその他のお問い合わせなど、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせする
お電話でのお問い合わせ
受付時間 9:00〜18:00(平日)
※ 電話番号はおかけ間違いのないようご注意ください。

コラム・ブログ

Column