リタイアメントプランを考える3つのステップ

リタイアメントプランを考える3つのステップ

リタイアメントプランの作成と内容の確認、見直しについて

前回は、退職後の生活を計画、設計するリタイアメントプランの2つ目のステップとして「リタイアメントプランで必要不可欠な各種年金」についてお伝えしました。
今回は最後のステップ「リタイアメントプランの作成と内容の確認、見直し」について解説します。

リタイアメントプランの作成手順

ステップ1ステップ2で確認した老後の生活費や年金受給など参考にしながら、実際にリタイアメントプランを作成する手順を見ていきましょう。

①リタイア後の生活をイメージする

②暮らしやイベントにかかるお金はどれくらい?

退職した後はどのような暮らしを送りたいですか?
誰と、どこでどのように過ごしたいですか?旅行や趣味を楽しんだり子供やお孫さんと記念日を楽しんだり、趣味のように好きな仕事を続けるのも良いと思います。
実現したい事に対してどれくらいのお金が必要になるかを考えていきましょう。

③健康面のチェック 医療費や介護費を想定する

健康的に過ごすのが理想ではありますが、年齢とともに医療費や介護費は上がっていく傾向にあります。健康保険に加入していれば自己負担には一定の上限額があるため、一部を備えておけば良いと言うことを知っておきましょう。
介護付き施設のサービス等を利用したい場合は自己負担額が多くなるため、将来入居を考える場合はその費用をどうするか、考える必要がありそうです。

④受給年金額を確認する

日本の公的年金は20歳以上60歳未満の人を対象とする国民年金(基礎年金)、会社員や公務員などを対象に厚生年金の2つの制度で構成されています。
加えて、国民年金基金や付加年金、確定給付年金や確定拠出年金があります。
家庭によって受け取れる年金の種類が異なるため、ねんきん定期便や年金事務所、ポータルサイト等から年金の加入記録や受給見込み額等を確認をしましょう。

⑤退職金や企業年金、私的年金を確認する

退職金の受け取り方は一時金の場合もあれば、分割で受け取るか選択ができる場合もあります。企業年金や私的年金(確定給付年金、中退共、小規模企業共済、個人年金保険等)を何歳からどれくらい受け取ることができるか確認しましょう。

リタイアメントプランの内容確認

キャッシュフロー表の分析
作成したプランが実現可能か、無理がないかをチェックします。
今予測できるライフイベントはできるだけ具体的にどれくらいの資金が必要か把握しておきましょう。収支を圧迫するようなライフイベントの場合は考えなおさなければいけないこともあるかもしれません。
また、退職前に住宅ローンや加入中の生命保険などの確認や見直しをする事で支出を抑えられるケースも多いようです。

・使途不明金
収支を確認していくと使途不明金が意外と多くあるかもしれません。年収700万円から800万円ほどの世帯収入の家庭で、使途不明金は約5%前後と言われており、金額にすると35万円から40万円にもなります。

・自分に合った資産運用
退職後は収入が少なくなることは避けられません。
基本的には、その時点で保有している金融資産と年金等で生活をすることになります。
ですので、いまある金融資産も無駄のないように運用をして成長させる事も必要です。

資産運用でとても大切なのは、「自分の性格に合っているか」というところです。資産運用にはリスク(価格が上下に変動すること)がつきもので、「自分のお金が上がったり下がったりした時にどのような感情になるか」この点は実際に経験してみないと分からないものです。

例えば、慎重な性格の方がハイリスクハイリターンの商品を選び、大きく資産が増えたとしても、資産の値動きにハラハラして落ち着いていられない場合もあります。この場合は、リスクを抑えた運用に軌道修正する必要がありそうです。

また、大きな退職金を受け取ると、金融機関から資産運用の提案があると想定されます。そのタイミングで初めて資産運用をスタートするには注意が必要です。退職後に初めて運用をスタートし、運悪く‘‘●●ショック‘‘などで市場が大きく下落する可能性もゼロではないからです。

リスクの許容度にもよりますが、20代から40代は自分に合う積極的な運用を行い、50代以降から徐々に変動の少ない運用にシフトしていくのが良いと考えます。

老後資金は現役の間に準備しよう

老後にお金の心配をせず安心した暮らしができるように、なるべく早いうちから準備を始めたいものです。
人それぞれ置かれている状況が違うので時期や方法は異なりますが、例えば年金生活に入ってからボーナスもない状況でお金を貯めるのは無理があります。

現役中に子供の学費や住宅ローン、車の購入など、支出が大きな負担になる時期もあると思いますが、セカンドライフの安心のために「老後の資金は現役の間に準備を完了する」のが良いでしょう。

老後資金の準備には、ステップ2でお伝えした方法で自助努力による年金の積立が効果的です。

さまざまな商品がありますが、税金面や仕組みとして圧倒的にメリットが高いのは「確定拠出年金」です。企業型DCが導入されている企業にお勤めの方は、マッチング拠出をお勧めします。

さいごに

退職後の資産、家計の収支や生活からセカンドライフプランに必要な事をまとめてきました。
心も身体も健康にゆとりをもって暮らすためのリタイアメントプラン。

「老後をどのように過ごすことを望んでいるか」が大きなポイントです。

若い方も、定年に近づいてきた方も自分なりの老後の生活をイメージして、生活の設計をしておくことが大切です。叶えたいことや、趣味などが変われば、それに合わせてどんどんブラッシュアップしていくのも楽しみのひとつになりそうです。

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