人生100年時代におけるプランニング

確定拠出年金のお金はどのように受け取るの?

”人生100年時代”。年金不足の問題が取り上げられるようになってから、ここ数年、様々なメディア、書籍、記事などでこのフレーズが使われるようになり、私たちも無意識に当たり前のように使っているかと思います。

確かに平均寿命は延びていますが、本当にそうなのでしょうか?また”人生100年時代”における社会問題としてよく取り上げられる”年金問題”。

『自分で老後の生活資金を今から準備しないと年金だけではどうやら生活できないらしい』と漠然と知っているものの、そもそも『自分にとっての老後』はいつから始まるのか?

本日は皆さんと一緒に具体的に考えてみたいと思います。

まず『老後』とはいつからでしょうか?

ひと昔前までは60歳、定年を迎える年代の方は高齢のイメージでしたが、昨今は医療の発展も著しいこともあり、身近の60代の方々を見ても”老後”という言葉が似合わない、とても溌剌として元気溢れる方々が多いと感じます。

そのため『老後』とは何歳からかと定義しようとすると人によって捉え方は異なると思います。

そこで、ここでは『経済的な側面』で見たとき、つまり『老後の資金』を使い始める年齢に関するデータをご紹介します。

生命保険文化センターの調査(令和元年度)によると、預貯金や個人年金保険、有価証券などの老後資金を使いはじめようと考えている年齢は、平均65.9歳となっています。

また、老後資金を使いはじめる年齢の割合をみると、「65歳」が最も多く、次いで「70歳」「60歳」の順となっています。

これは、会社勤めの場合、現在の定年は60歳、またその後再雇用として65歳まで継続して働かれる方が多いためと考えられます。

『老後』は何歳までなのか?

 一方で、その老後は何歳まで続くのでしょうか?

厚生労働白書(平成28年版)によると、2015 (平成 27)年の平均寿命は、男性 80.79 歳、女性 87.05 歳となっています。

そして平均寿命は年々上がっているので、リタイアメントプランの前提となる最終ゴール年齢が、これからは女性は95歳~100歳ぐらい、男性は90歳~95歳ぐらいで考えるのがベースになってきます。

ここまではよく年金セミナーで取り上げられるかと思いますが、今日はもう少し掘り下げて『健康寿命』についても確認してみたいと思います。

同じく厚生労働白書(平成28年版)によると「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である健康寿命は、2013(平成 25)年時点で、男性 71.19 歳、女性 74.21 歳という結果が出ています。

おそらくこの健康寿命と平均寿命の間約10年は、日頃の生活費だけではなく医療費や介護費など家計の出費は増えることが考えられます。プランニングの際にはその点もきちんと頭に入れておきましょう。

老後のプランニングは細分化してみましょう

これまでお話してきた通り経済的側面から見ると『老後』は約30年間とかなり長い期間になります。

そのため、個人の方がおかれた環境(資産・仕事・家族・地域)や考え方に応じて長い老後を分割して計画・準備していくのがいいでしょう。

『老後資金』と一括りに考えるのではなく、老後のどの時期にお金をどのように準備していくか、計画・準備していくことが大切になってきます。

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