確定拠出年金制度の歴史と普及状況
ここ最近老後2,000万円問題など年金不足の問題が取り上げられる機会が増え、確定拠出年金、iDeCoについて耳にする機会が増えてきました。
ここ最近できた新しい制度と思われている方も多いですが、その成り立ちは今から遡ること約20年程前。今日はその成り立ちについてお話していきます。
確定拠出年金はアメリカから輸入された
今ではDC、iDeCo、という呼び名が定着していますが、昔からこの制度についてご存知の方は ”401k” ”日本版401k” という呼び名の方が聴き慣れているという方もいるかもしれません。
もともとこの制度はアメリカの内国歳入法という税法第401条k項に確定拠出年金制度のもととなる条文が記載されていそこから頭文字をとって”401k”と呼ばれるようになりました。
日本で確定拠出年金法が成立したのは2001年
冒頭でもお話しした通り日本で確定拠出年金法が成立・施工されてから約20年程経過しました。それでも加入率は未だ低く1.9%(2019 年時点)にとどまっています。
また資産残高で見るとどうでしょうか?
制度発足から10年を経過した時点のアメリカと日本を比較してみましょう。
アメリカの確定拠出年金の残高は個人型(IRA)が7,760億ドル、企業型(401k)が4,400億ドル、合計で1兆2,160億ドルに達しており、個人金融資産に占める割合は7.6%でした。
一方、同じく10年経過した時点の日本は、個人型・企業型を合わせた確定拠出年金の残高は5.5兆円となっており、個人金融資産に占める割合はたった0.4%と1%にも到達していません。
同時期のアメリカと比較しても日本国内における確定拠出年金の普及スピードが遅れていることがわかるかと思います。
日本とアメリカの違いは何か

様々な要因が考えられますが、一番大きな違いは「教育」ではないでしょうか。
公的年金がこのままでは危ないということから制度自体は注目を浴びてはいるものの、よく分からないから後回しにしている方も多いのではないでしょうか?
聴き慣れない「投資」「運用」といったワードが出てくると「怪しい」「危なくないの?」といったネガティブなイメージを持ってしまう方もいるかもしれません。
国が変われば当たり前のことなのに、日本ではなぜ浸透しないのか。それはこれまで金融教育を受けてこなかったことが大きいと考えれます。
世界一のスピードで少子高齢化が進む日本において、これから若い方ほど、確定拠出年金に関することはもちろん、「資産運用」「投資」といった「金融」に関する教育はかなり重要になります。
制度に加入されている方もこの制度に加入したことはゴールではなく、加入をきっかけにご自身の「金融リテラシー」を更に高めていきましょう!
弊社では資産運用のサポートをお手伝いしたいと考え、投資教育にも力を入れています。一部無料で動画を公開しておりますのでぜひご覧ください。
また企業型確定拠出年金を導入されている企業の従業員様向けの投資教育もサポートさせていただきます。ご興味のある方はこちらからお問い合わせください。
著書
10年後、確実に差がつく!資産運用の王道
出版社:きずな出版
| 第1章 | なぜ「投資は怖い」と思ってしまうのか? ─ 投機との違いを知れば、見え方が変わる |
|---|---|
| 第2章 | 株式の"本当の強さ"とは? ─ 長期投資という王道 |
| 第3章 | 「世界の成長」に乗る方法 - 初心者でもできる、利益を生み出す投資信託の選び方 |
| 第4章 | 「王道」を遠ざける3つの罠 - 誘惑・メディア・脳のクセを乗り越えるために |
| 第5章 | ナビゲーターと歩む"資産形成の旅" - 迷わず続けるための最良の選択 |
| 第6章 | 安心して続けられる投資の仕組み - ドル・コスト平均法の力 |
| 第7章 | 「人生設計が運用を支える」 - ライフプランと資金戦略で“ブレない投資”をつくる |
| 第8章 | NISAとiDeCoを味方につける! - "税制メリット"でかしこく資産をふやす方法 |
| 第9章 | 資産運用は“老後”で終わらない - 次の世代まで活かす「王道」の続け方 |
累計1万部突破頭のいい会社はなぜ、企業型確定拠出年金をはじめているのか
出版社:青春出版社
| プロローグ | 社長が知らないと損をする「最強の資産形成制度」を知っていますか |
|---|---|
| 第1章 | 頭のいい会社は企業型確定拠出年金をはじめている |
| 第2章 | 戦略的導入で「企業経営」はこう変わる |
| 第3章 | さあ、はじめよう!事前準備はこれだけ |
| 第4章 | 「金融教育」で会社の業績がさらにアップ! |
| エピローグ | 確定拠出年金で日本を金融先進国へ |
| 導入事例 |
役員報酬の節税対策のために導入した医療法人 求職者や従業員のニーズに対応するため導入を決めたITベンチャー 福利厚生を充実させて他社と差別化し、いい人材を確保するために導入した建設会社 経営者自身の退職金拡充策として導入した税理士法人 従業員満足度を高める施策の一つとして導入した学校法人 「若い世代が働きやすい会社」になるために中退共との併用で導入した和菓子メーカー 「掛金を払う余裕がない」が、退職金制度に代わるものとして導入した税理士法人 従業員の金融リテラシー向上のために導入したNPO法人 自立した従業員育成のために導入したITベンチャー |
| 付録 | 確定拠出年金の法改正まとめ ― 押さえておきたい2022年度法改正 3つのポイント |
