確定拠出年金の「資産配分」について解説!

企業型、個人型と色々な種類がある確定拠出年金、この中でも皆さんが制度初めに頭を抱える、「資産配分」について解説していきます。
資産配分ってなんのこと?
資産配分には色々な呼び名があるのですが、確定拠出年金で以下「配分や資産、割合」のつく用語は、ほぼ一緒の意味を持つと考えてください。
簡単に言うと「資産をどれだけ、どの投資商品に設定するか」ということ
金融機関によって多少異なる呼び方をするというのがポイントです。
【同じ言葉と認識していい内容】
- 「配分指定」
- 「配分割合」
- 「資産配分」 などなどです。
どれも、確定拠出では同じ内容を指すことが多いのですが、大まかに2つに分かれます

1つ目の左の矢印のところは「掛け金をどの商品に投資するか」という資産の割合のこと、
2つ目の右の矢印のところは「すでに運用している資産のこと」を指して言います。
2つ書きましたが、本来は、1つ目の掛け金の時のことを指すのがオーソドックスなので、確定拠出年金、資産配分、配分割合などと言われたら、掛け金のほうのことを想像してしてください。ではもう少し詳しく見ていきましょう。
1つ目の掛け金の資産配分について解説
ここは、つまづくポイントなので、分かりやすく資産配分を解説すると、
10000円を毎月積み立てるとすれば?どういう資産を何%購入していくかと言いう設定のことです。下の例ですと元本確保に30%、日本株に30%、世界株に40%という設定をしています。全部たして100%になるようにすればいいので、単純に足し算をすればいいのです。
5%とかできるのですか?と聞かれることもあります。それはできますが10000円の5%って、500円ですね。投資信託には口数といって、1口あたりの単価が設定されていますので、それに満たない場合には「待機資金」になり、最小に満たない時は口数が買えるまでずっと「待機資金」となってしまいます。5%はできるのですが
あまりおすすめしないです。せめて10%くらいから設定していただくといいと思います。

投資商品はどう決めたらいいの?と聞かれると
その人のリスク度合いによって変わりますので、一概にこれがいいとも言えないのですが、弊社スタッフは1つの銘柄にするよりかは複数の銘柄を選ぶことを意識しています。
2つ目の資産配分について
個人型の管理画面から、資産がどう積みあがっているかをスクリーンショットしてきました。このような感じで、毎月積み立てた投資信託の資産が積みあがっていきます。このことも資産配分と言ったりします。
「スイッチング」といって(詳しくはまた解説)資産の配分を変えることもできます。こんな時も資産配分と言ったりします。

世界株とゴールドファンドとバランスファンドの例になります
資産配分を変える時はどんな時なのでしょうか?例えばですが
- 利益を確定して他の商品を買いたいとき
- 投資トレンドが変わり、その商品を違う商品にしたいとき
などになります。例えば今回のコロナショックで、値下がりしている銘柄もあれば、値上がりしている銘柄もあります。そんな時に値上がりしている商品を値下がりしている商品にしたいと思った時などですね。
資産配分について解説しましたが、とても大切なことなので、是非覚えておいてください。